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【2022年】知っておくべきイギリスの新しい交通規則の追加・変更

イギリスでは2022年1月1日より新しい道路交通規則(The Highway Code)が追加変更されました。ドライバーには更に細かく厳しい規則がどんどん追加されています。

もちろん安全の為なのでうっかりミスで事故や罰金の支払いは避けたいですよね。

それでは主な規則の変更と追加です。

1. 道路利用者の優先順位

法律の改正で自分より優先順位の高い他人に害を及ぼした場合はより高いレベルの責任が義務付けられます。

たとえば、車の運転をしている場合はサイクリスト、歩行者、乗馬する人に注意する責任が大きくなり、サイクリストが歩行者に注意する責任が大きくなることを意味します。

こちらが優先順位ですがつまり他人に危害を加える可能性が低いものから優先されます。

  1. 歩行者
  2. サイクリスト
  3. 乗馬
  4. モーターサイクリスト
  5. 車/タクシー
  6. バン/ミニバス
  7. 大型乗用車/重量物運搬車

気をつけておきたいのは道路の交差点を直進するサイクリストは、方向転換または車線変更を行うドライバーよりも優先されたり、ライダーは共用サイクルトラックで歩行者に道を譲らなければならないなど、とにかく自分より優先順位の高い乗り物や人を優先しなければなりません。

ドライバーは次の点にも注意する必要があります。

  • サイクリスト、乗馬、歩行者との間に十分な距離を保つ必要があります。サイクリストの場合は1.5メートル、馬の場合は2メートルの距離。
  • 馬を通過するときは10mph未満、サイクリストを通過するときは30mph未満で運転する必要があります。
  • 舗装されていない道路を歩いている歩行者を追い越すときは、少なくとも2メートルの距離を確保し、速度も「低速」に落とすこと。

2. 携帯電話の使用規則

車内での携帯電話の使用規則が更に厳しくなりました。

運転中は固定してナビで使用したり、ドライブスルーで携帯を使って支払いをする以外はドライバーは携帯を触ってはいけないというものです。

捕まった場合£200ポンドの罰金と6ポイントのペナルティを受ける可能性があります。

運転中の携帯利用についてはこちらの記事に詳しく書いています。

【イギリス】車を運転中の携帯利用さらに厳しく写真を撮るだけで£200の罰金【2022年より】

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3. 自治体による取り締まりの強化

イギリスでは警察による取り締まりと自治体(カウンシル)による取り締まりがあります。

今回の規則変更では自治体が警察の代わりに取り締まりが出来る権限が与えられました。

例えば現在までは駐車の取り締まりやカメラを使用してバスレーンの取り締まりなどがメインでしたが今回の変更では自転車道を走っている車や交差点のYellow Box Junctionsなどの取り締まりも可能に。その場合は£70のペナルティが課されます。

Yellow Box Junctionsとは?

交差点の中にある黄色い線が交差したボックス。このボックスの中で止まれるのは右左折する車のみで直進する車は止まってはいけない。

4. 新車にスピードリミッターの義務付け

交通安全の向上の為に2022年7月6日には、すべての新車にスピードリミッターが義務付けられます。 

スピードリミッター(インテリジェントスピードアシスタントシステム”ISA” )は、スピードが速すぎる場合にドライバーに警告し、ドライバーが速度を落とさない場合は自動で抑制します。 

現在の所は新車のみに義務付けられる予定で "ISA" が付いていない車でも今まで通り使用する事が出来ます。

5. 舗道での駐車が全面禁止へ

ロンドンでの舗装道路への駐車はすでに違法ですがその他のイングランドとウェールズ地域でも実地される予定。

スコットランドはすでに2023年から歩道のすべての駐車を禁止する法案を可決しています。

違反には£70のペナルティが課せられます。

6. 新しいクリーンエアーゾーン


ロンドンではすでに超低排出ゾーン(ULEZ)としても知られているクリーンエアゾーンが実施されていますが2022年5月よりマンチェスターとブラッドフォードは独自のクリーンエアゾーンを導入します。

ロンドンでのULEZゾーンでは、最も汚染の多い車両を運転するドライバーに、通常の混雑料金に加えて1日あたり12.50ポンドを請求するというものです。
ただし、現在はバス、コーチ、タクシー、HGV、PHV、LGVの運転手にのみ適用されます。

こちらULEZチェッカーで自分の車に料金が適用されるかどうかを確認出来ます。

7. 車の点滅サインの禁止

例えば道を先に譲ったり、そのお礼のありがとうだったりをドライバー達は点滅で伝えていましたがそれも禁止になります。

新しいThe Highway Codeでは唯一点滅して良いのは自分の車がここにあるという事を知らせる為だけに利用可能。

むしろこの点滅は他の道路利用者に向けてやってはいけないというのが主な理由。

これに関しては罰金などは記載されていませんが ‘You can go ahead’ と‘Thank you’ の点滅がなくなるのは寂しいですね。

8. 新築される建物全てに電気自動車の充電ポイントの設置

英国政府は2030年にはガソリン・ディーゼル車の新車を販売禁止する方針で2050年には全てのドライバーに電気自動車を利用するように準備を進めています。

その一つとしてこれから建設される新築のフラットやマンション、大型スーパーなどにはEV充電ポイントを設置する事が義務付けられます。

9. 電気自動車の助成金削減

英国のドライバーには電気自動車への切り替えを求める圧力が高まっていますがEVの初期費用が2万ポンド以上であることを考えると簡単ではありません。

電気自動車の購買を促すために政府の対策として電気自動車助成金があります。

しかし、2021年12月に助成金は2,500ポンドから1,000ポンドに削減され、以前は35,000ポンドまでの車両に助成金を適用できましたが現在では32,000ポンドまでの車両でのみ利用可能になります。

まとめ

今回の新しい交通規則で一番気をつけたいのが道路利用者の優先順位です。

特に車を運転するドライバーにとっては歩行者、サイクリスト、バイクとの事故には十分に気をつけるようにしましょう。

私は取り付けていますが万が一の時の為にドライブレコーダー(Dash Cam)なども設置しておくといいと思います。

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