イギリスでは運転中にテキストメッセージを送信したり電話をかけたりすることは(緊急時を除く)すでに違法ですが来年2022年に施行される予定の新しい法律では、ドライバーによる写真やビデオの撮影、プレイリストのスクロール、ゲームのプレイが禁止となります。
つまり信号待ちや渋滞でうっかり携帯を触ってしまうなどの行為を更に厳しく取り締まるというもの。
厳しく取り締まるのは ”運転中の携帯使用による交通事故や死亡事故が増えている” というのが大きな理由。
運転時における携帯電話利用のルール

運転中のドライバーは決して携帯に触ってはいけないというルールがこちらです。
1、ハンズフリーでの携帯電話使用について
ハンズフリーでの電話使用は可能だが以下注意が必要。
- 運転する前に必ず携帯を固定させておく
- 運転中に携帯を触らないようハンズフリーアクセスの設定をしておく
- 当然だがテキストメッセージなどの利用は不可
(ただし緊急時を除く)
注意ポイント
完全にハンズフリーで電話を利用していても気が散って運転に支障が出ていると警察に判断された場合は捕まる場合がある
2、携帯をナビとして利用する場合
運転する前に固定をし、携帯をナビとして利用するのは可能。
ただし運転中に触ることは禁じられている。
3、どんな時なら車内で携帯を使える?
車のエンジンを完全にオフにして停止している時のみ。一時停止や信号待ちでエンジンが一時的に止まるのは含まれない。
ただし緊急で999や112へ掛けることは許可されている。
4、運転中に携帯を使用した場合の罰則は?
捕まった場合は£200の固定ペナルティとライセンスに6ペナルティポイントが加算される。
ペナルティポイント
3年間で2回捕まった場合は(12ペナルティポイント)6ヶ月間の免停。
ただし運転免許所得から2年以内のドライバーは6ペナルティポイントで免許取り消しとなります。
2022年より追加の禁止事項

新しく追加される禁止事項は電話やテキストメッセージに加えて信号待ちや渋滞で車が停止している時などでも以下のような行為に対し罰金とペナルティポイントが課せられます。
- プレイリストのスクロール
- 写真撮影
- ビデオ撮影
- ゲーム
つまりドライバーは公共の道では完全に車のエンジンを止め停車していなければ携帯は触れない、という事ですね。
運転中のドライバーの携帯利用はもしも捕まってしまうとかなりの大打撃です。
ペナルティポイントに関してはポイント数により4年または11年間記録に残り、自動車保険の審査などにも影響するので気をつけましょう。
正直ロンドンで車を運転していてパトカーを見るのは何処かへ向かって走り抜けて行く時か抜き打ちでスピード違反の取り締まりをしている時くらいです。
とは言え、携帯使用で捕まってしまった場合はだだの罰金だけでなくペナルティまでついてしまうので安全の為にも使わないのが1番です。
イギリスの罰則と罰金 Fixed penalty notices (FPN) についても知っておこう
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イギリスで車を運転するなら知っておきたい Fixed Penalty Notices【罰則と罰金】
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みなさん気を付けましょうね。