こんにちは、tamaです。
イギリスでは2回目のワクチンの接種も進んでます。
1回目のファイザーのワクチン接種を受けた約3ヶ月後、2回目に来てくださいと連日GPからテキストメッセージが届いているのですが接種したくなくてボイコット状態です。
打つ派と打たない派の議論はめんどくさいので省きますが、私の場合は2回目を打つのが怖くなったと言うのが正直な所です。
本当は出来る限り安全なワクチンが開発されるまで待ちたいと多くの人は思っているのではないでしょうか。
さて今回はフランスの会社ValnevaのCOVID-19ワクチンについての興味深い記事を見つけたのでご紹介したいと思います。
Valnevaのワクチンについて
Valnevaは英国およびヨーロッパ本土での臨床試験で唯一COVID-19ワクチンに不活化ウイルスを使用しているワクチン専門会社。
不活化ワクチン
VLA2001は、現在使用中または試験中の他のSars-COV2ワクチンとは異なります。 Oxford / AstraZeneca、Moderna、Pfizerなどのワクチンは、ウイルスの特徴的なスパイクタンパク質を標的とし、細胞への付着と侵入を助けますが、VLA2001は不活化されたウイルスを使用しています。
現在までにすでに確立された最も古いワクチン技術の1つであるウイルスの不活化は、ポリオ、肝炎、狂犬病、インフルエンザなどのさまざまな感染症に使用されており同社はすでに同じ技術をベースにした日本脳炎ワクチンを市販しています。パフォーマンスを向上させるために、Valnevaはスパイクタンパク質が豊富なSARS-CoV-2の株を使用してVLA2001を作成し、これを免疫反応を強化する2つのアジュバント(ミョウバンとCpG 1018)化合物と組み合わせました。
まだ臨床試験を完了していませんが現在までのすべての研究参加者の90%以上が、SARS-CoV-2ウイルススパイクタンパク質に対して有意なレベルの抗体を産生し、懸念される副作用は見られず、副作用の大部分は軽度または中等度の結果が出ています。
イギリスでの臨床実験
イギリスではすでにSouthamptonで18〜55歳の153人の健康な成人に3週間間隔でワクチンを2回注射し臨床実験が行われました。
まだ正式な結果発表はされておらずより幅広い年齢層の何千人もの人々を対象としたフェーズ3の臨床試験が始まったばかりですがその結果は秋に発表される予定。英国政府はValnevaに1億回以上のワクチンを事前注文しておりその試験結果により英国の医薬品規制当局、MHRAによる承認、およびNHSワクチン接種プログラムでのワクチンの使用が決まるそうです。
なおVLA2001は、スコットランドのリビングストンにある新しいサイトで生産予定。
アップデート追記:9月13日、英国政府はフランスとオーストリアのバイオテクノロジー研究所ヴァルネバによって開発されている潜在的なコビッドジャブの供給契約を終了したと発表。細かな理由は発表されていないがValnevaは引き続きVLA2001の開発に取り組む予定。
参考記事:
What's the Valneva COVID-19 vaccine, the French shot that's supposed to be 'variant-proof'?
ワクチン接種に副作用はつきもの
まだ作られて日が浅いCOVID-19の各種ワクチンについては数日間で症状が出る副反応については大体わかって来ていますが数年先に何が起こるのかは全く未知の世界です。
もちろん不活化ワクチンでも副作用や死亡例はありますが現在まで長期的に使用されており安全性は高い事がすでに証明されています。
ワクチン接種をするかどうかは個人の自由ですがもしどうしてもワクチン接種が必要なら出来るだけ安心出来るワクチンを選びたいですよね。
参考:
日本でのワクチン副作用のレポート日本感染症学雑誌2019年
日本でのファイザー接種後のレポート厚生労働省のホームページから誰でも見れます。
厚生労働省ホームページより新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要5月12日のレポート
まとめ
コロナによりパンデミックになりすでに1年以上が経ちましたがワクチン開発も少しづつではあるけれど色々な種類のものが出てくるようになりました。
やはり新しいワクチンには抵抗がありますが現在イギリスで臨床実験中のValnevanの不活化ワクチンには良い結果が出るよう期待しています。
この先永遠にワクチンを打たなければならないなら安全性の高いものを開発して欲しいですね。
以上、Valnevanの不活化ワクチンワクチンに関してでした。