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【イギリス無料の医療】GPで受けられるサービス【上手く活用するコツ】

2021年1月10日

こんにちは、tamaです。

ロンドン在住20年以上、実は数え切れないくらいイギリスの病院にはお世話になっています。

病気をして何度も診てもらったり手術をする場合にも無料なのでイギリスは神、とさえ思ってしまいますが実は全てが簡単でスムースには行きません。

今回はGP (General Practice) 地元のかかりつけ医を上手く活用するコツなどを紹介したいと思います。

✔︎もくじ

1、GPで受けられるサービス

2、GPに関するよくある問題と対処方法

3、GPを利用するメリット

GP(地元のかかりつけ医)を利用するにはまず登録が必要です。こちらも参考にどうぞ。

【イギリスの病院(NHS)は無料】病気になる前にまずはGPの登録をしよう【BRPカード必要】

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1、GPで受けられるサービス

まずはGPで受けられるサービス内容です。(GP servicesより)

  • 診察
  • 身体検査
  • 病気の診断
  • 薬の処方箋
  • 健康管理アドバイス
  • 予防接種
  • マイナーな怪我の治療
  • 進行中、長期、慢性的な病気のケア

主に診断と必要なら処方箋を出してくれますが専門的な治療はしてもらえません。

専門医が必要だと判断するとNHS(専門医のいる病院)への予約を取ってくれます。

2、GPに関するよくある問題と対処方法

日本だと具合が悪いと思えば当日すぐに病院で診てもらえますよね。イギリスではそう簡単ではありません。

必要な時にGPの予約が取れない問題

数日前から、もしくは急に具合が悪くなった時、すぐ病院に行きたいですよね。

GPでは事前予約が出来る予約枠との緊急用当日枠がありますが忙しいGPだと事前予約といっても2週間先は普通、当日枠の予約をしたくても一杯だと取れないこともあります。

GPによって緊急の当日予約の方法は違うようですが私のGPでは朝一番に電話をして取る必要があります。みんなが一斉に掛けるので繋がるのも一苦労です。

対策:そんな時はWalk-in centre servicesという予約なしで直接行けるGPのような場所があります。GPと同じく専門的な治療はしてもらえませんが診察と処方箋などは出してもらえます。そしてまずは具合が悪くなる前に自分のGPに当日予約が出来るのか確かめておきましょう。

GPでよくある診察問題と対処法

あなたは当然具合が悪いのでGPへ行っているわけですが診察はしてくれたもののGPではその場で血液検査や注射などを受けることが出来ません。

では実体験で説明して行きますね。

✔︎高熱の場合

症状:風邪の症状はないが3日間ほど高熱が出て治りそうもないので朝一でGPを予約して診察してもらった。(COVID-19の時期ではありません)

診察結果:とりあえず水を沢山飲み+Paracetamol(パラセタモール)を飲んで様子を見て1週間しても治らなかったらまた来てください。

このパターンはよくあります、と言うより通常です。高熱くらいでは水+パラセタモールで終わりです。

※Paracetamol(パラセタモール)スーパーなどで買える鎮痛・解熱の薬。£1前後。

対処法:もしもどうしても辛い場合はまず111に電話して相談する。その後必要があれば救急へ行く。

✔︎身体の一部が痛い、様子がおかしい場合

症状:数日間、足の甲が痛くて歩くのに支障があり事前予約をして診察してもらった。診てもらったのは痛くなってから2週間後。

診察結果:原因がわからないので専門医(NHS)の紹介をしてくれた。

対処法:実は診察の間に対処済み。実際の痛みは2週間でも3週間ほど様子を見たけどまだ痛いので専門医を紹介して欲しいと言ったわけです。すでに様子を見ていたけどそれでも痛くて来た、というのを強調する事。

対処法のポイント

 

GPではレントゲンを撮ってもらうなど専門的な治療が出来ません。

専門医 (NHS) で早く診てもらうように工夫が必要です。

そのためには多少大袈裟に症状を説明して専門医 (NHS) へ行きたいとハッキリと言う方がいいです。

イギリスではまだ早期治療という概念があまりありません、悪くなってから病院に来い、と言われるのが落ちです。

症状が悪化してしまう前に自分の身体は自分で守りましょう。

 

3、GPを利用するメリット

これまでの文章を読んでいるとGPを利用するのは大変に感じたかもしれませんがもちろん沢山のメリットもあります。GP(かかりつけ医)を通してNHS(専門総合病院)で診察も治療も無料で受けられます。

※基本的に薬代は有料です。

それではメリットを紹介して行きます。

長期、慢性的な持病を持っている場合はすぐ専門医へ紹介

もしもすでに持病を持っていて日本で治療をしていた場合は日本のドクターからの手紙を持参すればGPからすぐに専門医を紹介してもらえます。

特に日本で高額な治療費や薬を服用していた場合は薬以外は無料になります。難病指定されている病気などは薬代も無料になります。

例えば糖尿病やガンなど。詳しくはMedical exemption certificates医療免除証明書より確認出来ます。

薬代の免除

16歳以下、16〜18歳の学生、60歳以上、難病と指定されている病気、政府からサポートを受けている人、妊婦さんなどは無料です。

詳しくはFree NHS prescriptionsより。

訪問診察

病気で動けないくらい寝たきりになってしまった場合は訪問診察も可能。まずはGPに相談する事。

婦人科系の病気の検診案内

GPに登録していれば子宮頸がん(Cervical screeningもしくはSmear testとも言う)の検診案内が届きます

  • 25〜49歳は3年に1度
  • 50〜64歳は5年に1度
  • 65歳以上は今までに1度も受けたことが無い人、もしくは過去3回でテストに異常があった場合

乳がん検診の案内はまずは50〜53歳の間に届き71歳まで案内がありますがもし胸に異常を感じたらすぐGPへ行くこと。

GPで触診をして専門医を紹介してもらいます。乳がんの疑いがある場合は専門医へは1週間から10日くらいですぐに予約を取ってもらえます。

通訳

治療や手術をするにあたり英語では全く理解困難な患者には無料で通訳を予約してもらえます。

必要に応じて電話・対面・手話など。詳しくはこちらより。

禁煙のサポート

GPでは禁煙などのサポートもしてくれます。専門のクリニックへの紹介やニコチンガム、パッチや禁煙補助の錠剤などの処方。

詳しくはこちらより。

まとめ

イギリスでは6ヶ月以上滞在する時に必要なBRPカードを持っていれば医療が無料で利用出来ます。

GP(地元のかかりつけ医)を通してNHS(専門総合病院)での治療など色々なサービスが受けられます。

ただGPでは予約が取りづらかったり中々専門医に紹介してもらえなかったりと大変なこともありますが無料で受けられるメリットも沢山あるので上手く活用しましょう。

以上、GPを上手く活用するコツでした。

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