こんにちは、tamaです。
ロンドン在住20年以上で7回引越してます。
フラットシェア、ハウスシェア、など色々経験してきました。
今回はロンドンでフラットシェアやハウスシェアを探す時に注意することなどをご紹介したいと思います。
✔︎もくじ
1、基本的なフラットシェア、ハウスシェアについて
2、フラットシェア の下見で絶対に確認するべき事
3、大家とシェアする場合は注意が必要
それではみていきましょう。
1、基本的なフラットシェア、ハウスシェアについて
イギリスでは家賃が高く1人で部屋を借りるよりも数人で一緒に住むフラットシェアやハウスシェアはとても一般的です。
ただし初めに言っておくとフラットシェアは神経質な人には向かないのでお勧めしません。
- Flat share フラットシェア(マンションやフラット)自分の部屋がありバス、トイレ、台所を共有する。
- House share ハウスシェア(デタッチハウス、セミデタッチ、テラスドハウス)自分の部屋がありバス、トイレ、台所を共有する。
- Room only ルームオンリー フラットかハウスシェアの事をルームオンリーとも言う。基本は同じシェア。
✔︎家賃に含まれるもの
借りる時に確認したいのは何が家賃に含まれているかです。フラットによっては違いがあるので必ず確認しましょう。主にチェックしておきたいのは光熱費や必要な家具が付いているかなど。
- All inclusiveー光熱費、水道代、Wifiなど全て。Nothing extra to payとあれば家賃以外は追加支払いがない。
- Some inclusiveー払わなくてはいけないものがあるので確認する。
- Furnishedー家具付き
- Unfurnishedー家具なし
部屋探しのサイトやアプリなどを使えば自分に合った条件で探せます。こちらも参考にどうぞ。
-
【2021年】ロンドンで部屋を探すサイトとアプリ【日系と現地サイト】
続きを見る
2、フラットシェアの下見で絶対に確認するべき事
フラットシェアする場合、自分の部屋以外は全て共有して使用することになります。
そしてまずイギリスは冬が長くて暗い、というのを念頭に置いて部屋選びをすると間違いないです。なぜなら冬は部屋が寒いと本当に最悪です。
今までの実体験からの確認するべきポイントです。
1、コンビネーションボイラーがある
イギリスの給湯方式としてボイラーとタンク式というのがあります。ボイラーはスイッチさえ入って入れば24時間お湯が使えますがタンク式は一度溜まったお湯を使い切ってしまうと次にお湯が使えるまでにかなり時間がかかります。
つまり数人でシェアしている場合、他の人がシャワーなどを使ってしまうとお湯がしばらく使えないという事です。それとコンビネーションボイラーの場合はセントラルヒーティングにも使用するのでいつでも部屋を暖める事が出来ます。
2、窓がダブルグレージング(Double glazing)か確かめる
イギリスの家は古いので窓から隙間風が入る事はよくありいくら暖房をしていても全く暖かくならないという事がよくあります。ダブルグレージングの窓は風も入らず防音効果もあります。
もしも光熱費が含まれてない場合は暖房代が余計にかかってしまう可能性もあります。
3、3人以上のシェアはバスルームが2つある方がいい
シェアの人数が多く同じような時間帯に行動する場合、バスルームとトイレは1つだけだととても困ります。
バスルームとトイレがどれだけ綺麗かも確認。
4、キッチンは戸棚と冷蔵庫も確認
シェアする場合、戸棚や冷蔵庫に自分の場所があてがわれます。整理されてなくぐちゃぐちゃな場合は人のものを使われる可能性大です。
5、掃除担当はあるのかどうか
自分の部屋以外の掃除はどうなっているのか確かめる必要があります。適当な場合は汚いのに耐えられない人だけが掃除をする事になります。
時々ですが共同場所のみ外部のクリーナー(家賃込みで)を入れているフラットなどもあります。
6、出来るだけ住人の情報を集める
一緒に住む住人がどんな職業なのか聞いておくといいです。プロフェッショナル(仕事している社会人)や学生、家にいる時間帯などもわかるとバスルームやキッチンなどの使用時間が被ったりするかどうかなど。
その他借りる前にチェックしておくべきポイントなどこちらも参考までにどうぞ。
-
【2021年】ロンドンで部屋・家を借りる前にチェックしておくべき【重要注意ポイント】
続きを見る
3、大家とシェアする場合は注意が必要
まず部屋を借りるとき不動産屋を通して借りる場合と大家から直接借りる場合の2通りがあります。
✔︎不動産屋を通して借りる場合・大家が一緒に住む事はない
- メリットー沢山の物件を持っているので見つけやすい、希望を言えば探して来てくれる、大家との交渉もしてくれる。
- デメリットー手数料がかかる、困った時に大家に連絡がすぐ取れない場合もある。
✔︎大家から直接借りる場合・大家が一緒に住む事もある
- メリットー手数料がかからない、困った時にすぐ連絡が取れるので話が早い。
- デメリットー大家が一緒に住んでいる場合は規制や制限が厳しい事もある。
ここで注意したいのは大家が一緒に住む場合に関してです。
大家のいないフラットシェアであれば基本的なことを守っていれば余程でない限りわりと自由です。
大家がいる場合大家中心のルールになってしまう事がありそうなると借り手はストレスが溜まってしまいます。
大家とシェアする場合に必ず初めに確認するべき事
大家とシェアする場合、神経質で細かな規則が無ければ、それはとてもラッキーです。
住んでみたら最悪、というのを避けるため出来るだけ細かに確認していきましょう。
✔︎コントラクト(契約書)
- 不動産屋を通して借りる場合は必ずコントラクトを交わしますが大家から直接借りる場合には無いこともあります。トラブルの原因になるので必ずコントラクトを書いてもらいましょう。
✔︎暖房設備とバス・シャワー
- セントラルヒーティング(暖房)は大家によって暖房を入れる時間帯が決まっている事があり朝晩の時間帯を確認する事。自分の生活時間と合っていないと帰って来たら寒くて寝れない場合もある。
- 光熱費が家賃に含まれている場合、寒いからといって自分でヒーターを買っても料金がかかるので使わせてもらえない。
- バス・シャワーを使用出来る時間帯があるかないか確認。夜遅いと使えない場合もある。
✔︎キッチンの利用
- 宗教上の理由で肉を食べないなどで冷蔵庫にさえ肉を入れられない場合も。
- 匂いにうるさい大家だと出汁の匂いや香辛料のキツイものは使えない。
✔︎自分の部屋
- 鍵が付いていない場合はつけてもらえるか聞いてみる。
- 必要な家具があれば入れてもらえるか聞いてみる。例えば机など。
- ベットマットを確認しあまりにも汚れているようなら変えてもらえるか聞いてみる。
- 上記の件を受け付けてもらえない場合は自分で購入可能か聞いてみる。
✔︎洗濯機
- 音にうるさい大家だと洗濯する時間も決められるので聞いておこう。
- 乾燥機が無い場合は洗濯物を干す場所があるか確認。
✔︎友人や異性を招く
- 友人や異性を招くのは可能か確認する事。
- 例えば女性の大家なら男性禁止の場合も。
個人的な意見ですが基本的に大家から直接部屋を借りるのは今まで一度も問題はなく、むしろ便利だったくらいです。ただ大家とシェアするのは出来るだけ避けた方がストレスは少ないと思います。
大家とシェアしても比較的問題が少ないのは日本人向けのロンドン情報サイトmixbで探す事です。
すでに大家とシェアしている人が他にいる場合に限りですが色々な事情を聞けるので安心です。
まとめ
フラットシェアは他人とバスルームやキッチンなどを共有するので問題があると大変疲れますが反対に良いフラットメイトに出会えると生活が楽しいものになります。
他国の友人が出来たり、フラットメイトから人生のパートナーになったり。人と生活を共有する事で学ぶことも沢山あり色んな経験にもなります。
フラットを探す時に出来るだけ問題の無いフラットを探す事でトラブルを避けられます。
この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
以上、フラット・ハウスシェアで問題を避けるための注意点でした。